HEERO(北海道雇用経済研究機構) 知ってます?
2011-08-10


本日の総会で、HEEROの解散が決定しました。
 荒又会長(北大名誉教授・元釧路公立大学長)が、2000年の結成最初から代表としてがんばってきました。
 もともとは、元の連合北海道副ヘソだった工藤氏が、創職協会や北海道とサハリンに橋を架ける会、食糧備蓄なんたら?というような手広い活動をやっていましたが、最後に残ったのが、このHEEROでした。
 収入は連合北海道と労働福祉団体でしたが、荒又先生の人脈で、経済学者が参加して、北海道再生のシナリオT〜Wを出すなど、官需や銀行系のシンクタンクにはない、幅広い提言型の研究機構として、それなりに位置を占めてきたと思います。
 それをこともあろうに、Mヘソが閉めてしまいました。
 自治労には自治研や全道庁政策研があるし、北教組にも教育研究の機能があります。民間には、生産性本部(北海道労働生産性・・・(北労生))があるし。だけど、連合北海道にはありません。ろうきんにも、全労済にもありません。どうしてこの方面の機能をつぶしてしまうんでしょうかね。
 しかも、従来の労働運動(戦後から)では、労働法や政治学の学者とのネットはあっても、地域経済や金融などの学者とのつきあいはほとんど無く、このHEEROではじめて存在を知る学者もたくさんありました。
 その意味でも、政治的な戦略上も、HEEROの利用価値は未だ残っていると思います。
 たかだか200万程度の金を惜しんでつぶしてしまう器量の狭さというか、考えの浅さというか、あきれてしまいます。
 私は、専従体制は無くしたとしても、労文協あたりに吸収してでも、看板は残し、例えばろうきんの組合員生活アンケートや全労済のマーケティングの委託など、少しずつ事業を集めて、生き延びる手はあったと思います。
 ただ、一つ惜しいのは、荒又先生をはじめ、専従者も労働組合関係じゃあないもんだから、金集めを含めて、発展させる商売っヶがなかったんだろうなと思います。
 なら、よけい、常務理事たるMヘソがその役を担うのが筋だろうに。
 何とも悔しい思いです。
 Mヘソは、北海道対外文化協会も私から取り上げて、それはいいのですが、ろくになにもしないで、休眠状態です。
 まあ、もう10月までの命ですから、いいんですけど、それならよけいなことをしないでいってもらいたいもんです。とにかくいままでえいえいと築き上げてきた北海道の労働運動を根こそぎつぶしていく気みたいですね。
 今日は相当怒って、じゃんじゃん。

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