2015-06-23
最後に産業医大の立石先生は、「がんは「ある日突然」やってくるが、その治療は急速に進歩しており、QOLについても重視されるようになってきた。必然的に生活や就労に制限の少ない患者が増えているが、社会的なサポート体制は法的整備を含め弱い。がん検診は確かにコストが企業側にかかるが、企業としては、人材の確保や信頼の醸成という利益があるし、患者本人にとっても、パフォーマンスの低下による自分の心理的な低下をある程度軽減する効果は期待できるだろう。産業保健としては、就業上の配慮の面で、賃金の減少や休みがちになる事への周囲の目などを按配しながら、合理的配慮を進めていくことになるだろう。そのための管理者の理解や柔軟な就労を是認するルールを作る必要がある。」
ということでした。
このあと会場のやり取りがあったはずですが、ちょうど労働科学研究所のY先生と連絡が取れて会場近くでお会いすることになってしまい、残念ながら聞きそびれました。
このシンポで学んだことは、当センターの「第20回全道セイフティネットワーク集会」に直接の反映はできませんでしたが、取り組み方向を確認することはできました。
めでたし。じゃんじゃん。
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