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すっきり気持ちよく目覚めるということがほとんどなく、日中も慢性的な睡眠不足感を感じている人が多いようです。これは病気ではなく、単にたっぷり寝ないと元気が出てこないタイプの人なのです。時間さえ許せば10時間以上眠ることができるわけですが、学校や会社がありますから、平日はなかなかそれだけの睡眠時間を確保することができません。ですから平日は睡眠不足ながらもなんとか頑張って乗り越えて、週末になると多いときは15時間近くも眠ってつじつまを合わせるという辛い生活を送っている人もいます。
なぜ長時間睡眠になるのか、その医学的根拠は不明です。思春期の頃に長時間睡眠の傾向があると、それが一生続くケースが多いようです。遺伝によって短時間睡眠になることはあるようですが、遺伝によって長時間睡眠になることは確認されていません。
一日に10時間もの睡眠を必要とする極端な長時間睡眠者は、睡眠時無呼吸などの睡眠障害を併発している可能性があります。長い時間寝ているように見えても、呼吸停止が原因で睡眠中に何度も目が覚めているのかもしれません。睡眠時無呼吸による中途覚醒は本人は自覚することがないので、本人は長い時間睡眠をとっている気でいても、実際はそれほど質の高い熟睡ができていないことがあります。睡眠中に呼吸が止まっていることに家族が気づいたら、すぐに医師に相談してください。
◎ 短時間睡眠者と長時間睡眠者の違い
短時間睡眠者と長時間睡眠者の違いはどこからくるのでしょうか。両者を分ける要素として以下の3点を挙げることができます。
1.体質
人は生まれながらにして、自分にベストな睡眠時間がある程度決まっているようです。
2.環境
生活環境、通勤時間、職種、社会的立場、家族構成、両親が短眠者か長眠者か、などのさまざまな要因によって影響を受ける部分もあります。
3.性格
外交的、活動的、積極的なタイプは短時間睡眠の傾向があり、内向的、もの静か、不安症、神経質といったタイプは長時間睡眠になる人が多く、創造性を発揮する芸術家や研究者に多いようです。
長時間睡眠者はレム睡眠の割合が多く、夜中に目が覚めてしまうこと(中途覚醒)も少なくありません。本来は深い眠りであるはずのノンレム睡眠も、短時間睡眠者に比べると浅い睡眠になりがちです。睡眠時間全体は長くても、眠りの質という面では、短時間睡眠者にかないません。
実は短時間睡眠者と長時間睡眠者が、実際に熟睡している時間の長さはほとんど同じだと言われています。深く短いか、浅く長いかの違いでしかないのです。
だそうです。じゃんじゃん。
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